アスベストは、発がん性物質を有する物質です。かつてはその利便性から多くの建物の建築で利用されてきましたが、現在はその危険性から使用を禁止されています。また、古い建物にはいまだにアスベストが残っている場合も多いです。そこで本記事では、アスベスト除去業者のひとつである、株式会社クリサキについて紹介します。
2種類の工法を駆使してアスベスト除去を行う
まずは、クリサキが提供する2つのアスベスト処理方法について詳しく説明します。
アスベスト除去処理
アスベスト除去処理は、アスベストを完全に排除し、新しい非アスベスト建材に置き換える方法です。
アスベストはかつて建材に広く使用されていましたが、健康へのリスクが明らかになり、現在では使用が制限されています。アスベスト除去処理では、鉄骨や天井、デッキなどの建材に吹き付けられたアスベストの除去が目的です。
このプロセスでは、まずアスベストが使用されている部分を特定し、特定した区域を適切に封じ込めて作業を開始します。次に、専門的な設備と技術を用いてアスベストを慎重に取り除きます。アスベストが含まれている可能性がある廃材や粉塵も、適切に処理します。
最終的にアスベストを取り除いた後は、非アスベスト材料で建材を交換し、建物の安全性を確保します。上記方法は、アスベストの影響を完全に排除するため、長期的に見て最も確実な対策とされています。
アスベスト封じ込めの処理
アスベスト封じ込め処理は、アスベストを完全に取り除くのではなく、表面に固化剤を吹き付けて粉塵を封じ込める方法です。
封じ込め処理は、アスベストがすでに使用されている状態で、そのまま使用を続ける必要がある場合や、除去が難しい場合に適用されます。まずアスベストの表面を清掃し、固化剤を均等に吹き付けます。固化剤はアスベストの表面にしっかりと固着し、粉塵の飛散を防ぐ役割を担います。
また、固化剤はアスベスト内部にも浸透し、粉塵の発生を抑制します。固化剤処理により、アスベストの健康リスクを低減し、作業環境の安全性を確保できます。
アスベスト除去のフローを紹介
以下では、クリサキのアスベスト除去処理の流れについて詳しく紹介します。
打ち合せ
アスベスト除去処理を始める前に、打ち合わせを行います。
お客さんからのお問い合わせを受けた後、まずは現在の状況や処理の手順について詳細に話を聞きます。お客さんのご要望や建物の状態に応じて、最適な除去工法を選定し、見積りを提供するのです。
また、アスベスト除去に伴う関係各所への届出もこの段階で行います。作業前の打ち合わせによって、処理の計画が確定し、スムーズな作業の準備が整います。
作業準備
打ち合わせに基づき、具体的な作業準備を進めます。
まず、必要な機材を現地に搬入し、作業箇所を適切に隔離して周囲への影響を防ぎます。作業区画には隔離養生を施し、アスベストの粉塵が飛散しないように飛散防止剤を吹き付けます。準備段階では、作業の安全性と効率を高めるために細心の注意を払います。
除去作業
除去作業の過程では、粉塵測定器を使用してアスベストの状態をリアルタイムで測定しながら作業を進めます。
除去作業では、アスベストが含まれている部分を丁寧に取り除き、除去面をしっかりと磨き上げます。さらに、取り除いたアスベストを固化することで、粉塵の飛散を防ぐので安心です。除去段階での正確な作業が、最終的な安全性に大きく寄与します。
除去後作業
除去作業が完了した後は、飛散防止剤を再度吹き付け、除去したアスベストからの二次汚染を防ぎます。
その後、作業区域の養生を解除し、使用した機材を撤去します。最後に、徹底的な清掃を行い、作業区域を元の状態に戻します。除去作業が終わった後の後始末も、丁寧に行うので、お客さんは安心して片付けまで任せられるでしょう。
外壁のアスベスト除去にも対応
クリサキでは、外壁のアスベスト除去にも対応しています。
具体的な除去方法を見ていきましょう。
ウォータージェットによる除去を行っている
外壁アスベスト除去には、ウォータージェット(超高圧洗浄)が効果的です。
ウォータージェットによる方法では、超高圧ポンプから放出される水流を利用して、塗材や下地調整材に含まれるアスベストを一緒に除去します。ウォータージェットの利点は、飛散する粉塵を抑制でき、作業環境が安全である点です。
さらに、ウォータージェットには付属のバキューム装置が搭載されています。バキュームの働きにより、作業中に発生する汚染水を吸引し、現場での適切な処理が可能です。さらに、作業後の清掃も効率的に行えます。
ウォータージェットで除去された壁面はコンクリートの素地がきれいに現れるため、目視での確認が容易で取り残しがなくなり、解体時の作業も安全に進められるでしょう。
まとめ
株式会社クリサキは、アスベスト除去の分野で信頼される専門業者です。アスベストの危険性を踏まえ、2種類の効果的な処理方法を提供しています。完全除去処理では、アスベストを徹底的に取り除き、安全な非アスベスト建材に交換します。封じ込め処理では、固化剤で粉塵を封じ込め、リスクを低減可能です。施工の流れも明確で、まずは打ち合わせを行い、続いて丁寧な準備、精密な除去作業を経て、徹底した後始末を実施します。外壁アスベスト除去にはウォータージェットを使用し、安全かつ効率的に作業を行います。アスベスト除去業者選びで悩んでいる方は、信頼できる専門業者、株式会社クリサキへの相談をおすすめします。
株式会社クリサキの基本情報
会社名 | 株式会社クリサキ |
住所 | 大阪府松原市新堂4丁目34-4 |
TEL | 072-336-2289 |
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引用元:https://sunteqnos.co.jp/- 20年を超える実績
- 事前調査から分析まで一貫して対応
- 「特定建築物石綿含有建材調査者」ほか多数の資格を保有