アスベストは見た目で分かる?見分け方のポイントと調査方法を解説

公開日:2024/03/13
アスベストは見た目で分かる?見分け方のポイントと調査方法を解説

アスベストは、外壁材や屋根材などに含まれていることが多いです。見た目は白色だったり、ベージュ色だったりするため見分ける際にも専門知識が必要です。またアスベスト調査を依頼する際は、書面調査から報告書の作成まで正確に進めてくれる業者を選んでください。そこで本記事では、アスベストの見分け方や調査方法について紹介します。

アスベストの特性と見た目

アスベストには種類があり特徴や見た目に違いがあります。4種類あるのでそれぞれ見ていきましょう。

吹付けアスベスト

吹付けアスベストとは、アスベストにセメントなどを混ぜ合わせたものです。鉄骨造建造物の柱やボイラー室の天井、立体駐車場の壁などに吸音や断熱を目的に使われていました。特徴は表面がフワフワとしており線状で柔らかいです。

青灰色・ベージュ色・灰白色・白色といった色味をしており、針をとおすと簡単に突き刺さります。

吹付けロックウール

吹付けロックウールは、アスベストやセメントなどをロックウールと混ぜ合わせたものです。吹付けアスベストと同じく、ボイラー室の天井や壁などに使われています。1987年以降に製造された吹付けロックウールには、アスベストは含まれていないので安全です。

吹付けひる石

吹付けひる石は、アスベストとひる石を混ぜ合わせたものです。表面がデコボコしており触れると弾力があります。吹付けロックウールほどの柔らかさはないので針を刺しても簡単には突き刺さりません。1989年に製造が終了したため現在使用されている吹付けひる石は安全性が高いです。

折板裏打ち石綿断熱材

折板裏打ち石綿断熱材とは、薄い鋼板が付いた折板にアスベストを貼り付けたものです。表面はスポンジ状になっており柔らかい素材です。断熱や吸音を目的として倉庫や車庫、渡り廊下などに使われていました。

アスベストの見分け方と判断のポイント

アスベストは目視で見分けることが難しいので判断のポイントが5つ紹介します。

建築日を確認する

アスベストが含まれているかを判断するには建築日の確認が重要です。2007年以降に建てられたビルやマンションであればアスベストは使用されていないでしょう。アスベストは1950年代から使用が始まり、1960年代に外壁材や断熱材として広く普及しました。

そして、2006年にアスベストの使用が完全禁止となっています。

使用されている外壁材・屋根材を確認する

屋根材や外壁材でアスベストが使用されている可能性が高いのは、建築用の仕上げ塗装材・スレート屋根・セメント瓦・繊維強化セメント板などです。特に、スレート屋根が2004年以前に使われているのであればアスベストが含まれている可能性が高いでしょう。

アスベストが含まれている建材は明確に分かっているので、仕様書や矩形図などで調べられます。

綿が垂れ下がっているとアスベストの可能性がある

天井や梁から線状の物質が垂れ下がっている場合はアスベストである可能性が高いです。吹付けアスベストが使用されたのは1995年以前であることから、経年劣化により天井から垂れ下がった状態になります。

お酢をかける

吹付け材の一部にお酢をかけることでアスベストの有無が判断できます。アスベストであれば酸に強い性質のため、お酢をかけてもそのままの形を維持できます。一方で、酸で溶けた場合ほかの物質であることが分かります。

指でこする

吹付け材の一部を手に取り指でこすってみるのもいいでしょう。こすっても繊維状のまま残るのであればアスベストである可能性が高いです。一方で、砕けて粉々になる場合はほかの物質だと判断できます。アスベストを吸引すると健康に悪影響を及ぼすので、手に取る際は適切な保護具の着用が必須です。

アスベスト調査の方法と注意点

アスベストの調査方法と注意点をお伝えします。

アスベストの調査方法

アスベストの調査方法は、業者に依頼→書面調査→現地調査→分析調査→報告書の作成と進みます。まずは、業者に依頼したのち書面調査から始まります。建築物の資料や設計図をもとにアスベストの有無を判断するので書面を揃えることは重要です。

また書面で調査対象の情報を入手することで、この後の現地調査が効率的になります。現地調査では、目視での確認とサンプル採取をしていきます。採取したサンプルは専門機関へと運ばれ分析していく流れです。分析結果が出たら報告書にまとめ、所轄の労働基準監督署に提出してください。

アスベスト調査する場合の注意点

アスベストの調査依頼する際は、適切な資格を持った業者に依頼してください。工事の前にアスベストの有無を調査し、適切な処置をする必要があります。そのため、アスベスト診断士・石綿作業責任者・建築物石綿含有建材調査者などの専門資格が必須です。

これらの資格はノウハウを身につけ、適切な講習を受け一定以上の実務経験をクリアした人だけが与えられるものです。専門資格の有無は、適切な判断や処置ができるという証明になります。

まとめ

本記事では、アスベストの見分け方や調査方法について紹介してきました。アスベストの見た目は白色だったり、ベージュ色だったりします。また柔らかいものや硬いものがあるため専門知識がないと見分けるのは難しいでしょう。

そのため、調査依頼する際は専門資格を持った業者に任せることが重要です。正確で適切な処置ができる業者を選ぶことで、住宅の解体・改修工事がスムーズに進むことでしょう。

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